犬の歯の病気と治療 治療事例

破折(抜髄根管充填)

破折(折れた歯)治療:ラバーダム防湿

【治療前】

【ラバーダムクランプをかけて治療中】

当院では破折(折れた歯)治療の際はラバーダム防湿を行って治療しています。

まだ獣医の歯科分野でラバーダムを応用している獣医師は全国に数名しかいないため、確立されたラバーダム防湿法は無い(人と歯の形が異なるため、同じ方法ではラバーダムクランプが設置できない)のが現状ですが、自分なりに工夫して、特別な事情がない限り全ての子の歯内治療でラバーダムを設置してから治療を行うようにしています。

また、コーキング剤も併用することで、根管内の細菌を殺滅するために使用する強力な薬剤が口の中に漏れ出ることを可及的に防ぎます。

【治療後】